忍者ブログ
  • 2024.03
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/20 03:12 】 |
集成材の柱
いまリフォームに行っている家に使われていた柱は、集成材の柱でした。



その集成材に重大な欠点を今回知らされました。



それは、シロアリです。



これがシロアリに食べられた柱です。



111125_083452.jpg





手でむしってみると、この通り。




111125_085122.jpg




無惨です。


柱の役目を果たしていません。


この柱が支えている、上の梁は、両側の柱に乗っていたので、良かったのですが、もし角の柱だとしたら、ゾッとしますよね。


基本的に当工務店では、柱や梁など主要構造部に、集成材は使わないんですが、全体的にみると、ハウスメーカーなどでは、よく用いられています。


なぜかと言うと、無垢の木に比べ、反ったり、ねじれたりしない。価格も安い。
よって、コストを抑えたい家によく使われている気がします。


今回、それプラス、シロアリに弱いということを思い知りました。


では、なぜ無垢の一本の木なら良いのか?


これが無垢の木の柱の木口(断面)です。


111128_142737.jpg




樹芯が赤身をおびていますよね。その部分は油分も多く、湿気などにも強い部分です。


その回りの白い部分が白太(しらた)と呼ばれ、性質は真逆です。


そして、シロアリが好んで食べるのは、柔らかいこの白太なのです。


これで分かりますよね?
万が一、シロアリに食べられても、樹芯の赤身の、強い部分が残り致命傷を避けられる、という構図です。


今回の集成材は白太ばかりを貼り合わせたものだったので、根元から末まで食べられたのです。


昔から大工は、一本一本の木を吟味し、適材適所に用いる。と言う事を念においているのですが、近年の機械化によりその工程を、覚えられずにいる大工さんが多いのが現状です。


これを読んで頂いた方には、集成材のデメリットを知って頂けたと思います。
僕が思うに、施主のメリットは安いだけだと思います。

ぜひ、建てる際には、無垢の木を使って下さい。




ランキングに参加しています。
倉谷建築を応援して下さる方は、
読み終えた後に↓↓↓クリックをお願いします。
              にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 新宮情報へ
にほんブログ村













PR
【2011/11/28 13:00 】 | 施工現場 | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
<<木の話 | ホーム | 材木についてきた、おまけ>>
有り難いご意見
奥様にお聞きしてなくて・・
初めてブログ拝見させていただきました・・楽しいブログ期待しています
【2011/12/07 23:21】| | 仲氷店 #8de471790b [ 編集 ]


コメントありがとうございます。
仲氷店さんのブログを見習い、楽しいブログに努めます。

今年の夏は、かき氷の事を書かせてくださいね。

仲氷店ブログ
http://blog.murablo.jp/naka-kooriya21-5300/
【2011/12/09 15:34】| URL | 倉谷建築 #9a7fe5b0f0 [ 編集 ]


貴重なご意見の投稿














虎カムバック
トラックバックURL

<<前ページ | ホーム | 次ページ>>